婚活で見えた、本当の意味での「独り立ち」

30代女性様、入会から1年2ヵ月でご成婚です♪「熱血！お世話コース」でご活動でした。
お見合いは13件成立、仮交際は5人、成婚した4歳年上彼との交際期間は7ヶ月でした。

才色兼備、隙がなさすぎて「出会いがない」

とてもおきれいな女性様でした。中高一貫の名門女子校出身、お仕事では難関国家資格をお持ちのうえ資産形成も堅実で、お人柄も優しく穏やかで申し分ない、誰の目にもすてきに映る才色兼備の女性様です。これほど魅力的な方なら「さぞモテるのでは」と思うところですが、意外にも「全然出会いがないんです」とおっしゃっていました。

「毎日職場と家の往復ですし、休日も趣味や勉強で過ごしていたら、自然な出会いはまったくありません。やりたいことは多くて充実してはいるのですが、このままでいいのかな…と不安になることもあって。自分が結婚したいのかどうか、結婚に向いているのかどうか、それも分からないまま30歳になりました。出会いがなければ、その判断すらできないと思ったんです」

まずは「出会える環境を整えよう」と、アクア・マーストへご相談くださったのが入会のきっかけでした。

日常の生活圏で出会いがない、そう思う人は、何か行動を起こさない限り、出会いがないまま5年10年あっという間に経ってしまいます。「いつか自然に結婚できるはず」という考え方はリスクがあります。これまで出会いがなかったなら、この先も偶然の出会いに期待するのは難しいかもしれません。もし結婚を意識しているなら、まずは行動を起こすことが大切です。
彼女も「安心して活動できる環境」を重視されました。

• リスクはなるべく避けたい（安心・安全を大事にしたい）
• 恋愛経験が少ないので、相談しながら進めたい（プロに伴走してほしい）
• 仕事や趣味と両立できるよう、無理なく活動したい（けど背中を押してほしい）
• 共通点の多い相手と出会いたい（プロフィールである程度フィルタリングしたい）

こうした明確な希望があったので、マッチングアプリは利用せず、最初から相談所婚活でスタートしました。
結果、入会から半年ほどで運命の彼と出会っています。

心配性な母の気持ちを理解しながら「自分の結婚は自分で決める」

お相手の彼とは初めて会ったときからお互いに好印象でした。彼は彼女のプロフィールをよく読み、好きな映画の予告編をYouTubeでチェックして話題にしてくれるなど、誠実な姿勢でお見合いに臨んでくださいました。さらに、彼女の努力や仕事への向き合い方も尊重し、褒めてくださったそうです。

そんな彼に信頼を寄せるまで時間はかかりませんでした。出会いから1か月あまりで2人は真剣交際へと進みました。

ただ、結婚を前提としたお付き合いが始まると、ご家族にとっても大きな出来事です。これまで恋愛の話をほとんどしてこなかった娘さんから突然「結婚を考えている人がいる」と聞かされれば、心配になる親御様のお気持ちも当然です。

彼女はその気持ちを理解しつつも、誠実に説明を重ねました。
「出会って数カ月だけど、きちんとした人だよ。彼より素敵な人はいないって、断言できる。心配しないで」
彼も「時間が必要なら、僕は待つからだいじょうぶ。認めてもらえるまで、2人で頑張ろう」と言ってくれました。
そうして真剣交際に入って６か月、2人は時間をかけた行動で、親御様を説得しました。

これまでの人生で彼女は、ご両親の期待に応え、努力を重ねてきました。大切に育てられてきたことも、愛情を持って見守ってもらったことも、彼女はよく分かっています。だからこそ、親御様の思いやアドバイスにも耳を傾けながら悩み、迷い、考え抜いたうえで――彼女はお母様にこう伝えました。
「心配してくれるのはありがたいけれど、これは私の結婚です。私自身が考えて、選んだ人を信じてほしい」

親思いで優しい彼女だからこそ、この言葉を伝えるまでにとても勇気が要りました。けれど、彼がいつも話を聞いて支えてくれたことで、自分の気持ちをはっきりと伝える強さを持てたのです。その経験が、2人の絆をより強くしました。

ご成婚が決まったとき、彼女は晴れやかな笑顔でおっしゃいました。
「婚活を通して、本当の意味で自立できたと感じています。経済的にも精神的にも自立しているつもりでしたが、迷ったときには親の意見に従うことが多かったんです。でも今回、自分で決めて、自分で責任を持つ覚悟ができました。これからは人生の大きな選択を、親ではなく彼と一緒に考えていきます」

結婚は、親からの愛情をしっかり受け取ったうえで、新しい人生を築いていくこと。
親にとってはいつまでも子どもであっても、本人にとっては自分の人生を歩み出す節目になります。
結婚を通じて、ご家族との関係がより大人同士の関係に変化していく――それは寂しさもありながら、長い目で見れば喜ばしいことなのだと思います。